Tuesday, February 07, 2006

早春賦

「春は名のみの風の寒さや・・・・」
有名な叙情歌<早春賦>の歌いだしの一節である。知ってるひとも多いだろう。。

この歌に見るように、昔の「童謡」や「叙情歌」には季節感、叙情感漂う歌詞が満載である。
nanyの母は小さい頃、沢山のこれらの歌を聴かせてくれた。nanyはその時間がとても好きだった。

nanyは子供達に接する仕事もしてないし、親でもない。だから今の子供らにこういった歌を歌ってやることは出来ない。
でもこういった叙情的な歌は是非、子供の頃に聴いて(聴かせて)ほしいのだ。聞けば教科書からはどんどん「童謡」「叙情歌」が省かれているようだ;
たしかに時代に合わないかもしれないし、言葉も難しい・・・・でもnanyだって子供の頃は意味もわからず聴いていた歌も随分ある。しかしそれだけではない。

意味は解らなくとも、歌詞のもつ発音の流れというか、言葉自体の持つ「美」。それが綺麗な旋律に乗った時、魔法のように心に響いてくるのである。。。それでいいのだ。

歌詞の意味を教えてやるもよし、大人になって自分で知るもよしだ。nanyは半々だが後者寄りであろう。

「早春賦」の歌詞の続きである。。。。
   
「谷のうぐいす歌は思えど、時にあらずと声もたてず、
    時にあらずと声もたてず・・・・・・」

うぐいす達も春が来たのにまだ風は冷たく、雪も溶けない。だから春を知らせる歌を歌うにはまだ早いとじっと暖かくなるのを待っているのだ。。。。。
なんとも<叙情的>ではないか??

今年もまだまだ厳しい寒さが続きそうである。nanyも雪割草や梅の花の便りはまだかと「春」を心待ちにしている。。。。。

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