春の声ー本編ー

近所の家の小さな藤棚が満開になているのを見て、、
nanyはあわてて家に帰って母に報告した。。。。。

それを聞いた母もまたあわててあるところに電話した。。。。。

　　　　　　　?？？？？？？？？？？？？？？？

「nany！こうしちゃいられないわよ！！！」

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そんなわけで私達は亀戸天神の藤祭りに行くことになった・・・・・。
母は藤が今何分咲きかを亀戸天神に問い合わせたのだ。
答えは「今が見頃」であった・・・・・・・。

前日から始まった藤祭り、、、
その日も沢山の人で賑っていた。
亀も沢山いた、、、、。

余談になるがうちの会社の専務は子供のころ、
縁日の亀すくいで沢山のミドリ亀をすくって帰ったところ、、
お父さん（うちの社長）に怒られたので泣く泣くこっそり亀戸天神の池に放したそうである・・・。

藤も情報どおりまさに見頃でそこここから感嘆の溜息が漏れていた。。
nanyは思った。。。
花なんてどこの国で咲こうが変わらないのかもしれないが、
藤ほど和風を感じさせる花は無いのではないだろうか？と・・・・・
舞妓さんの簪（かんざし）にも藤の花がゆれている。。。。。

さて。。子供の時分から亀戸天神の藤祭りには何度か足をはこんでいるが、、
昔と変わったのは
皆一斉に藤に向かって携帯をかざしている光景だろうか。。。。
nanyは何だか秋葉のイベントに来ている人たちを見ているような錯覚に陥った・・。

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最後に。。。。
亀戸天神の傍に葛餅で有名なあの「舟橋屋」がある。
「亀戸天神行って葛餅買って。。」というのが大半のひとのお決まりコースらしく、、
その日も店は長蛇の列ができていた。。
舟橋屋はおそらく百貨店などにも支店はあるのだろうが、、
天神様に行った帰りにあの古いたたずまいの本店で買うのが下町の風情なのである。。

nanyも勿論購入♪

・・ていうかnany。。。。。

もしかして藤祭りに行くことが決定した瞬間すでに。。。
葛餅のことで頭はいっぱいだったのかもしれない・・・・・

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　　　　　　　　nany＊６９％　　　　７＊３１％・・・・・・・・・・

春の声。。。（予告編）

まだ相変わらず朝晩の空気は冷たく。。。

ご意見番N氏に言わせれば、、
こうなかなか暖かくならないのは、、、
nanyが“寒い”ことばかり言っているからではないのか？？
ということらしい・・・・・・

先日nanyは・・・
「もう暖かい上着はみんなクリーニング出しちゃったんだから困るんです；
　また寒さが逆戻りしちゃってもう。。。；」
と愚痴った。。。。
N氏は言った・・・・・

「なに？また何か“さむい”こと言っちゃった？？
　　　　　また何かやらかしちゃった？？？？？」

　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・；

さて・・・・・；
そうは言っても周りを見渡せば春はそこここに居るわけで・・・・
先週の土曜は近所の藤棚は満開だった。。。

こうしては居られない！
nany、、、、
今度はあの場所へダッシュである！！
急げ！nany!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　　　　　nany＊５３％　　　　　７＊４７％・・・・・・・・・・・

お散歩ｎａｎｙ－解説続編ー

nanyは隣町へまっすぐ続く道の歩道をてくてく歩き始めた。。

この道路の片側は食品、金属などの工場が立ち並び、、
もう片方には大型のホームセンターやショッピングモールが集中している。。

それらの広い土地や建物に囲まれて歩くこの道がnanyは好きである・・・・・

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さて。。。。
そのうちのホームセンターの中にペットショップが入っており、
nanyはその先のショッピングモールへ行く前によく立ち寄る。。
その中に気になる猫さんがいて・・・・・

猫さんの種類は「スコティッシュ・ホールド」
小さい耳がぺろりと垂れ、愛嬌のある顔が人気の猫さんだ。

nanyの出会ったスコティッシュは薄い色の三毛で、
出会ったときには既に、、、
ペットショップで売られるにはかなり育ってしまった感じであった。
H１８・１０月生まれと書かれており、少し値下げされていた・・・・。
猫さんは少し観念したような目でnanyを見つめていた。。。。。

nanyは無類の動物好き。。。。
でもnanyの家では動物は飼ってはいけないので、、、、、
時々こうしてペットショップにやってくるのだが、、、、、、
こういう光景に出逢ってってしまうと、、、、、、、、、、、、、
なんだか自分がとても無責任な人間に思えてしまう。。。。。

それでもnanyはその後もこの猫さんが気になってしかたない；
早く「お家が見つかりました♪」の報告の紙が貼られないかと。。。
心配でついつい立ち寄ってしまうのだ；

　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

nanyは少し重い気持ちで店を後にした。。。。。

気持ちとは裏腹にそこここに春の存在を感じる。。。。

木の匂い、風の音。。。。。

それは猫さんを慰めているのか、、
nanyを慰めているのかは解らないが・・・・・・・

やはり春を感じるということは
少なからずなにか幸せを予感させる不思議なエネルギーである気がしたりする。。
それが。。。。
あのスコティッシュの幸せに注がれてほしいとnanyは思った・・・・

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さて、、、、、
そういうわけでnany。。。。
最近散歩にハマッテいるわけで。。。。
ただ歩くだけでなく。。。。
周りを注意して見ていると
普段は見過ごしていたものが見つかったり・・・・
自分の中に何かを発見したりして。。。。。
なかなか奥深く楽しいものである・・・・
健康にも良いし気晴らしにもなる♪

なので皆様も是非。。。。。。


　　　　　　　　　nany＊６５％　　　　　７＊３５％・・・・・・・・・

お散歩nany－解説ー

なんだって全く・・・・・；

週末はあんなに暖かったのに、週が明ければまた冬の陽気に逆戻り；
もう暖かくなる一方だとはしゃいでいたnanyも。。。
これでは全くテンション下げ下げ↓である・・・・；

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さてさて、そんな週末、nanyは散歩に出た。。。。。

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日ごろ仕事が忙しく（特に今年は）平日やり損ねていた私用のイロイロをこなそうと、、
土曜の朝から早起きして、nanyはせっせと動いた。。。。。

着なくなった服や、雑誌の処分、、
作りかけの手芸の仕上げ
（これはかなりの傑作となったので、こいつだけを取り上げたお話をそのうちブログに書くとしよう。。）
等等・・・・・・

するとどうだろう。。？？
これらを無心にこなしているうち・・・・

気持ちが段々落ち着いてくる。。。。
仕事や心配事のストレスが薄れてくる。。。。。
nanyは段々に気分が晴れてきた。。。。

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nanyは部屋の窓を開けた・・・・
5階のnanyの部屋からは、、、
隣の町の工場や、ショッピングセンターの建物や駐車場、
近所の家々や公園の樹々が見渡せる。。。。

nanyは春の青くて甘い空気を吸い込んだ・・・・・

吸い込みすぎて少しむせた。。。。。

　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・；

空は果てしもなく青く続いている。。。。

「この空に付いていったらどこまで行けるのだろう・・・」
空を見ながらそんなことを思ったりした・・・・・・・・・
春がnanyを誘惑している・・・・・・

nanyは居ても立ってもいられなくなった。。。。。。。

「そうだ！！散歩に出よう♪」

nanyはバッグにお菓子とお茶を放り込み、
散歩の準備をするとおもてに飛び出した。。。。。

　　　ーつづくー


　　　　　　　　　nany＊５７％　　　　　７＊４３％・・・・・・・

お散歩nany。。。。。

昔、似た様な名前の玩具があったような気がするが気のせいか・・・・

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お散歩大好きお散歩nany・・・

春の匂いに誘われて

ふらふらふわりとお外へ“トン”！

隣の町のお店まで

ふらふらふわりとお散歩ポン！

町へ続く坂道を、脇目も振らずにトットコト。。。

アイスクリームの看板も

大きなホームセンターも

みんなnanyを誘惑ワクワク・・

それでもなんでもお散歩nany

脇目も振らずえっさっさ！


ところがどっこいお散歩nany。。。

わき道それてタッタカタ。。。。

どこへいくかと見ていたら

三毛猫さんにご挨拶！

「やあ三毛猫さんこんにちは♪」

「これはこれはnanyさん！お元気そうでなによりで！」

「ええとても♪三毛猫さんもお元気そう！」

「ところで今日はどちらまで？」

「となりの町のお店まで、お散歩してるところです！」

「おお！それは素晴らしい！それでは道中気をつけて！」

「ありがとう三毛猫さん！三毛猫さんの幸せ祈ってます。。
　早くお家が見つかるように！！」

「ありがとうありがとう。。。。。」

nanyはサヨナラ手を振って・・・・

ペットショップをあとにした・・・・

三毛猫さんは悲しげに。。。。

nanyの背中を見送った。。。。。

少し育った垂れ耳の・・・・・

まん丸お目目の三毛猫さん・・・・

nanyはなんだか少しだけ。。。。

自分がイケナイ人に思えた。。。。

ごめんなさい三毛猫さん・・・・

散々仲良くしておいて

nanyはあなたをつれてこれない；

所詮身勝手な人間です。。。。。。


お散歩大好きお散歩nany

それでもきっといい人が

可愛い猫さん飼ってくれると

気持ちを振り切りトットコト！

町へ続く坂道を

脇目も振らずえっさっさ！


ところがどっこいお散歩nany。。。。

ちょいと耳を澄ましてみると

誰かが歌をうたってる。。。

nanyは少し立ち止まり

もっと耳を澄ましてみると。。。

風も空もひよどりも・・・・・

金属工場の葉桜も・・・・・

みんなみんな歌ってる。。。。。

「ああなんて綺麗な春の歌なんでしょう！」

nanyはみんなにお願いしました

「どうかガラスの向こうの猫さんにも、
　その歌が届きますように。。
　きっと幸せがやってくるから・・・・」


お散歩大好きお散歩nany!

さて、町はもうじきと。。。

町まで続く坂道を

脇目もふらずとっとこと。。。

一緒に歌いトットコト。。。。。。


　　　　　　　　　nany＊７３％　　　　　７＊２７％・・・・・・・・

絆。。（大人のnany子供のnany・・・）③

とはいえnany。。。。

前回のお話はnanyは何故自分に学生時代からの友人がいないのかという点について、、
少々極端な例を挙げてみたわけであり。。。

おそらく今は・・・

今・・・偶然彼女ら、彼らに会ったなら。。。
一気に時代は逆戻りして・・・・
一瞬でもそんな仮説を立てた自分がおかしくてしかたないくらい。。。
お喋りに花が咲くに違いない気がする・・・・

nanyは。。。。
大人になったからこんな事を言うのかもしれない。。。

大人になったから言うのだけれど・・・・
nanyは時々彼女ら、彼らがどうしているかと思い出し、気にかける・・・・・
そして。。。。
みんなもnanyと同じように・・・
nanyの事を気にかけてくれているのだと感じる。。。

大人になったから言うのだけれど・・・・
こうして居場所も判らず会うことも叶わないお互いを気にかけるのは。。。

遅ればせながらも；
今になって感じる絆なのかもしれないと。。。。
そんな風に思うのである・・・・・・


　　　　　　　nany＊６７％　　　　　７＊３３％・・・・・・・

『絆。。』（大人のnany、子供のnany・・・）②

小学校入学からデザイン学校卒業の１５年間の友人で。。
今でもnanyの居所を知っている（年賀状などの音信のある）友人は２人だけである。。
“同窓会”等も無縁だ。葉書きすら目にした事がない・・・。

そのことは全く気にしていないが、、
最近少し原因を考えてみた、、、、

その時々でいつも仲の良い友人はいた・・・
現に学生生活（高校以外）はとてもとても楽しかった。。。。
でも・・・・・
どこかでnanyはいつも気にしていたのだろう。。。
あの出来事を・・・・・

　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

本来喜怒哀楽がわりと激しく、、、
超怒る・・・（余り怒ることはないのだが、怒る時は。。。）
よく笑う・・・（これは例外で昔も今も変わらないＷ）
ぴーぴー泣く・・・・
どちらかと言えば体中でそれを表現するタイプ（笑）のnanyが。。。。

１５年間で家族以外の人前で泣いた回数は恐らく５本の指におさまるであろう。
そして怒ったことはほとんど記憶にない 。。
nanyはいつも明るく笑っていた・・・・・。
「nanyを怒らそう！」
「nanyを泣かそう！」
小学校５，６年の頃・・・
友人の間にそんなプロジェクトが立てられたことすらあった。。
でもnanyは泣かなかった。。。。
怒らなかった。。。。。
悲しい時は独りで泣いた。。。
むかつく時は独りで怒った。。。

今思うと・・・・・
学生生活のあいだには。。。
最後の最後まで。。
自分の殻から出ることはなかったのではないだろうか？？

独りになるのも怖かった・・・・
でも人に優しくされるのもまた怖かった・・・
真実なのか嘘なのか・・・・
知るのが怖かった・・・・
それでも人を信じたい自分がいる事実が・・・・
辛かった。。。。。

nanyはそんなドラム水流の中・・・
卵のままでずっとぐるぐるとまわっていたのかもしれない。。。。

　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

そして。。。。。。

卵から出られずにいるnanyの殻を・・・・・
コツコツと叩く音が聞こえてきたのは。。。。
nanyが随分大人になってからの話であった・・・


　　　　　nany＊７２％　　　　　７＊２８％・・・・・

絆。。（大人のnany子供のnany・・・・）①

『絆』。。。。。
と一文字で書くと何だか演歌のタイトルのようである（笑）

　　　　・・・・・・・・・・・・・・・；

こう見えてnany・・・
子供の頃からお調子者でありながらも実は。。。
内弁慶の臆病者であった。。

いや・・・
厳密に言えば内弁慶の臆病者は後から加わった要素である・・・

幼稚園に通わずいきなり小学校に入ったnanyは。。
団体生活のルールが分からず
誰とでも簡単に遊んでもらえるものと思っていた。

ところが・・・・
子供の世界といえど、甘くはなかった。。。
仲良しグループとかやらがあって・・・・
新参者を受け付けない空気にnanyはある日ノックアウトされたのだ；

きっかけは。。。
クラスメートや近所の女の子たちが遊んでいたのでnanyも入れてもらおうと思い、
「nanyもま～ぜ～て♪」
と声を掛けた時。。。。
彼女たちの反応は・・・・・

「え～～；」
「ど～する～？？」

　　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊：

nanyはわけがわからず泣きながら家へ帰った。。。。

母は・・・・
そんなnanyのほつれかけたおさげ髪をほどくと・・・
何か歌を歌いながら・・・・
ゆっくり優しくやさしく編みなおしてくれた・・・・

これは以前にもこのブログに書いた光景だが。。。。
nanyの中で。。。。
一生色あせないない光景だろう・・・・

　　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

さて、、、、
それ以来すっかり臆病者になってしまったnanyであるが、、、
とてもそのことが悲しかっただけに、、
nanyは決して同じことを人にしないと誓った。。。
今はnanyにとってプラスになった事件と思っている。。。

しかし大人になってみるとやはり・・・・
徐々に天性のあけすけさは復活してくるものであると・・・・・
特にここ最近、思うようになったnanyである。。。。。

　　　　　－つづくー


　　　　　　　　　nany＊55%　　　　　７＊４５％・・・・・・・・・・・・・・　　　　

生まれ変わって。。。ー桜編ー

nanyは桜とにらめっこ。。。

あっぷぷー～

桜の花びらが一枚ハラリと落ちた。。

「nanyの勝ち～～♪」

nanyがキャっと小躍りした瞬間。。。。

nanyは見た。。。。

そこから何かがふわりと生まれるのを・・・・・

「妖精？？」

nanyは後を追った。

追った。。。。。

「あれれ～～？？？いなくなっちゃった；」

気づけばnanyは４月の橋を渡っていた・・・・・

　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このパターンを書かないと月が変わった気がしないnanyであるが（笑）
前回は７に邪魔されて書けなかったのでとりあえず。。。。。

去年の桜について・・・
nanyは少しもの悲しげにかいたかもしれない。。。

確かに・・・・
桜の季節は出会いがあったり別れがあったり・・・
希望が湧いたりセンチになったり・・・・
いろんなドラマがあり・・・
また。。。。
その時の自分の心の状態によっても見え方が違うのかもしれない。。。

今年のnanyの桜は・・・・
希望を抱えて咲いた・・・
そして散りゆく間際に・・・・
妖精を生んだ・・・・・
その妖精は。。。。。。

　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

散り急ぐ桜はまた。。。
そこから新しい生命を生み出す・・・・
それは。。。。
幸せだったり勇気だったり・・・・
課題だったり試練だったり。。。。

それらを私達に与えながら・・・・・
生まれ変わってゆく。。。。
nanyが追ったのは・・・・
桜が生んだ。。。。
それらの妖精だったのかもしれない・・・・


　　　　　nany＊６２％　　　　７＊３８％・・・・・・