Wednesday, August 30, 2006

バビルとバベル・・・

7 「わ~い♪バビルの塔だ~~♪」
nany「あんたそれ言うなら“バベル”の塔でないの?」
7 「違うよ;超~能力少~年♪バビル~2世~♪」
nany「あーー、何かあったかもー」

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

早朝の首都高。。
その日は天気も冴えず;霧が辺りを覆っていた。。。
都庁付近の高層ビルエリアに差し掛かったときである。
そのうちの一棟が塔の様な形をしていて、その天辺のあたりに霧が雲のように掛かっていた。
どんよりと曇った景色の中、それはまるでバビルの塔のようであった・・・・・

nanyは思い出そうとしていた。。。
「バビル2世」の歌を・・・(笑)
しかしどうにもこうにも
「バビルの塔に住んでいる~超能力少年~バビル~2世ーー♪」
の部分と、
「怪鳥~ロプロス~空を~~飛べー☆ポセイドンはー海をゆけー♪」
の部分しか思い出せない;
バビル2世は三つのしもべをもっていて“ポセイドン~の歌詞の後にもうひとつのしもべの名前が続くはずなのだが。。。。。
ていうか話の内容もあまりよく憶えていない・・ていうかnany、このアニメ見ていたのだろうか??
いや、確かにこの歌の画面を断片的には憶えている・・・

気になるバビル2世・・・・・・

まあ、その話はさておき;バビルの塔とバベルの塔・・・
どちらの名前を先に憶えたかといえば、nanyは“バビル”である。
歴史よりもアニメの方が先だったという訳だ。。。
だから旧約聖書創世記のバベルの塔も ブリューゲルの描いた名画バベルの塔も、子供の頃はずっと「バビルの塔」だと信じていたのだ。
これはきっと「アボ“カ”ド」と「アボ“ガ”ド」の違いくらいにしか思っていなかったのだろう・・
ありがちな話である(笑)

     nany*49%  7*51%・・・・・・

Tuesday, August 22, 2006

紫色の空

空が紫だった・・・

夕焼けのようなグラデーションもなく
ただ満遍なく・・
ビルやマンションの壁も全て
紫一色だった。。。。。

会社帰り・・・
nanyはぼんやりと電車の中から
まるでスライドフィルムの様に
写し出されては無表情にチェンジしていく
窓の景色を見つめていた。。。。。

ほんの一瞬の事だった
気づけば空は既に
藍染の羽衣をまとい始めている

  そうなのだ
  夏はいつもこうやって
  nanyの中に美しい色の
  印象を残して
  少しずつその気配を消してゆくのだ

あの空の紫は
儚い蝉達の魂を集めた色・・・
あの空の儚さは
あの日、川の上の空に咲いた
花火の大輪の色の名残・・・

あの空の美しい紫は
nanyの夏の思い出の色・・・

  そうなのだ
  夏はいつもこうやって
  nanyの中に美しい思い出を残して
  少しずつ・・・・・
  少しずつその気配を消してゆくのだ。。。


    nany*52%   7*48%・・・・・・

Tuesday, August 15, 2006

お猿の“もんぺぃ”ちゃん

へのへのもへじのてるてる坊主は
少し滲んだ目をして
窓の外を見つめていた。。。。
そう、あの“もんぺぃ”ちゃんの様に・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

お猿の“もんぺい”ちゃんはnanyがまだよちよち歩きの頃、我が家にやってきた。
小さな子供が抱いて丁度良い大きさで抱き心地も優しく
nanyの大の「お気に♪」であった。。。
お猿の“もんぺい”ちゃんは“くりん”と丸いお目目が愛らしかった。
そこがまたnanyの「お気に♪」だった。。。
しかしその瞳は常に少し滲んでいた・・・・・

      滲んでいた・・・・・・・・・・・。

もんぺいちゃんはかなり精巧で“リアル”に作られたお猿のぬいぐるみだった。。。にも関わらず。。。
何故かその“お目目”だけがマジックペンで描いただけの“手描き”の目だったのである。
しかも周りが少し“にじんで”いた・・・・・
しかし我家にやって来た時には可愛い「ボタン」のお目目が付いていたそうである。。。。
コロンと丸いボタンのお目目が・・・・・・・・

でもnanyはそれを全然憶えていない。
nanyの記憶の中の“もんぺい”ちゃんはあの滲んだ手描きの目をしたもんぺいちゃんだけだ。。。

 そう、これは後で母から聞いた
  ちょっと笑えるnanyともんぺいちゃんのお話・・・

      ******************

nanyは「お気に♪」だったもんぺいちゃんといつも一緒だった。
“おんぶ紐”でおんぶさせてもらったり、ままごと道具でご飯を食べさせるまねをしたりして、よく遊んでいたそうである。
しかしもんぺいちゃんはぬいぐるみである。 だんだん「くたくた」にもなってくる。
糸でつけただけのボタンのお目目も弱くなってきて・・・・

    とうとうお目目がとれてしまったのだ。。。

ある日nanyの火のついたような泣き声に、驚いた母がnanyの遊ぶ部屋に駆けつけた。
するとnanyはいつも大事に抱いているもんぺいちゃんを放り出して怯えるように泣いていたそうである。
見ればもんぺいちゃんの片目がない;
小さな子供にとってその顔はただならぬ恐怖を感じずにはいられなかったのだろう・・
必死に探したが丸いボタンのお目目は見つからなかった。。

その晩、父が帰ると母は相談した。
「裁縫箱にも同じようなボタンがないのよ;」
「それならこうすればいい☆」

父がとった行動はもんぺいちゃんにマジックで目を描くことであった。
父は残った片目をもんぺいちゃんから外すとそこにマジックで丁寧に目を描いた。
丁寧に・・・・・・

      丁寧に。。。。。。。。。。

「ほうらnany♪お目目が付いたじょ~~」
父はnanyにもんぺいちゃんの顔を向けた☆
しかし・・・・・・
それを見たnanyはまたしても火のついたように泣き出してしまった。

なんと父はそこによく眼科の看板に見るようなリアルな「人間の目」を描いてしまったのだった。
人間の顔をしたお猿。。。。。母も悲鳴をあげた。
「早く洗って描き直してきてよーー!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かくしてnanyの“もんぺいちゃん”は無事可愛いお目目を取り戻したわけだが、
後から描かれた丸いお目目は少しにじんでしまった;
それでもnanyは今まで以上にもんぺいちゃんを可愛がったそうである。
残念ながらボタンの目のお顔は憶えていない・・・
でもそれでいーのだ☆

nanyのもんぺいちゃんは父の描いてくれた・・・・・・
あの滲んだ目をしたもんぺいちゃんで良いのである。。。

    nany*59%   7*41%・・・・・

Saturday, August 12, 2006

てるてる坊主の思い出・・・

nanyはてるてる坊主について考えていた。。。。

窓際のカーテンレールに吊るされて
お役目を果たそうと
ひたすら空にお祈りしていた
ティッシュで作った
「へのへのもへじ」顔の
儚い小さなてるてる坊主・・・・・・・

子供のころ、遠足や運動会の前日にnanyは必ずてるてる坊主を作った。
てるてる坊主の由来、誰がいつ、どういうわけで初めて作ったかは知らない。
ただ作らずに雨が降ると、そのせいに思えてしまうくらい、nanyの生活に「てるてる坊主」は浸透していたのだ。。。。

nany家のてるてる坊主はスコッティーなどのティッシュ製だった。
広げたティッシュに丸めたティッシュを包み、細くて茶色っぽい「荷造り紐」で首を結ぶと、顔を書いて窓に」吊るした。
顔は無論「へのへのもへじ」である。
「へのへのもへじ」の由来は昔聞いたことあったみたいだが忘れた;
ただ結構「へぇ~~」と思った気がする・・・・
   
   だったら憶えておけ☆

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そいつを窓に吊るすと
「あしたお天気にして下さいネ☆」とお願いして布団に入る。
翌日お天気だと「ありがとう♪」とお礼を言って元気よく出かける。。。
そしてその日はそれでてるてる坊主のことは忘れてしまう。
出かけている間に母が片付けるのだろう・・・・・。

しかし1度てるてる坊主について切なく忘れられない思い出がある。

その日は朝から雨だった。。。
前日「てるてる坊主」を作ったにもかかわらず・・・・
でもnanyは作ったことを忘れていた;
雨が降ったショックのほうが大きかったのだろう。
イベントは普通授業に変更され、nanyはとぼとぼ学校へ行った。

そして学校から帰ってくると・・・・・・

窓にはまだ「てるてる坊主」がぶら下がっていた。
しょんぼりと首をうなだれて・・・・・・・

「あ!!」
nanyは窓に駆け寄った。
急いでそいつを下ろしてやると心の中で謝った。
なんだか訳もなく悲しかった・・・・・・
nanyは子供だったのでその感情が自分でもよくわからない。
ただ本当にすごく悲しくて切ない気持ちだったのだ。。。。。
泣いているように見えた「へのへのもへじ顔」。。。。。。
そして なぜその日に限って母が「てるてる坊主」を外さなかったかもわからない・・・・・。
それ以来翌日雨が決定的な時に、nanyはてるてる坊主が作れなくなった。
それではいけないと思うのだが;

さて、ふと思ったのだが、子供のころは人々の生活にすっかり浸透していた「てるてる坊主」だが、
いままでマスコット等以外では店で売っているのを見たことがない。
それはきっと自分で晴れをお祈りしながら願いを込めて作ってこそ、その純粋な気持ちが宿るからということを、誰もが判っているからなのかもしれない。
そして現代の子供たちにもこの習慣が受け継がれていることをnanyは祈っているのだ。
うまく言えないのだが、こういう習慣から学び取っていくものが、沢山ある気がするのである。。。

     nany*72%   7*28%・・・・・

Wednesday, August 09, 2006

渋滞の朝・・・

「すいませ~ん!降りますー!」

若い男性の声でnanyはわれに返った。
見ればバス停でもないのに男性はバスを降りていった・・・・。
いや、男性だけではない。後に続いてゾロゾロと人が降りてゆく。
バスはあともう少しで駅に着くところまで来てるのだが・・・
nanyは時計を見た。何といつもの倍、時間は経過していた。

やばい;大渋滞していたのだ☆

nanyはボーっと考え事をしていたので気づいていなかった・・・
あわてて降車の行列に続く。。。

    。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ところでnanyは何をボーっと考えていたかといえば「へのへのもへじ」についてである。
突っ込んで言えばまずは「てるてる坊主」について考えていた。
そして何故それらについて考えていたかは別機会を設けるとして。。。
ただnanyがここ1年「へのへのもへじ」を書いていないのは確かだ(笑)。。
そもそも「ここ最近へのへのもへじを書いたのはいつですか?」
なんて質問に正確に答えられる人もいなさそーなのだが・・・・・

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;

ただこんな台風の日にはきっとてるてる坊主も役に立たないと思う。
だからはじめからやむ見込みのない時はてるてる坊主は作っちゃだめだ;
それは役に立たなかったてるてる坊主が可愛そうだからである☆

次回はこの「てるてる坊主」とnanyの思い出について少しふれてみることにしよう。
んではまた。。。。。

      nany*54%  7*46%  台風7号接近・・・・

Sunday, August 06, 2006

新しい朝・・・

「しまった!!」

nanyは飛び起きた☆
あわてて窓の外を見る・・・・
しかしそこにあったのはあの夏の日の風景ではなかった。
鏡に映る自分もあの日の幼いnanyではない。。。

夢だったのだ・・・
「ラジオ体操」などはじめから行なわれていないのだ・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎年8月に入ると決まって見る夢がある。それは子供のころ、毎年楽しみに参加していた団地広場での「ラジオ体操」に寝坊してしまう夢・・・・・
あわてて窓を見るともうみんな帰ってしまったあとなのだ;

目が覚めても残る「取り残された」感情・・・・・・・・・

この夢の理由はわからない・・・
なにせnanyはラジオ体操に遅刻などしたことはないのだから。。。。
ただ今でも・・・・・・・・
あの例の「新し~い~朝が来た~・・・・・」で始まるラジオ体操のはじめの歌を聴くと不思議な胸騒ぎがするのだ。。。。。

nanyはラジオ体操にまつわる出来事をいろいろ思い起こしてみた。。。
お友達と誘い合って広場に向かう・・・
大声で“新しい朝”を歌い、、たまに変なふざけた格好を混ぜながら体操して怒られながらも楽しく参加した体操。
ハンコが埋まってゆく楽しみ。。。
帰りは朝食の時間まで敷地内の公園で遊ぶ・・・・・
全てが楽しい思い出だ。
ただひとつ辛かったことはといえば最終日に熱を出してしまい、それでも参加賞(nanyは毎年皆勤賞だ)がどうしてももらいたくて(笑)父に背負われて出席したことくらいだろうか・・・;
nanyはその時着ていた服を今でも覚えている。。。。
赤い花柄のひざ上丈の“ムームー”だった・・・・・・・・・
ただそれだけだ。

これはnanyが大人になってしまったが故に見る夢なのだろうか?
二度と戻れない楽しかった子供のころの夏から・・・・
「取り残された」のは自分の心なのだろうか?
来年もこの夢を見るのだろうか・・・・・わからない・・・・

ただこの夢を見なくなった時、もしかしてこの夢の理由がわかるのかもしれない、、、
なんかそれは「怖い」気がする。。。。
朝は毎日新しいに決まっているけど、
nanyはなんだか行ったり来たりしているのかもしれない・・・・・

      nany*79%    7*21%・・・・・・・・・・・

Thursday, August 03, 2006

不思議なポケット・・・

7  「ポ~ケット~の中にはビスケット~がひとつー♪
   ポ~ケット~を叩けばビスケット~がふたつ~♪」
nany「あらあら、あんた。。今日はまた随分とご機嫌じゃない??」
7  「もひと~つ“おまけに”ビスケットがみっつ~~♪♪」
nany「あー;そこは“おまけに”でなく“叩けば”でないかしら??
    まったくおバカなんだからー;」

7  「グ・・グスン・・・・・;」

nany「ちょ・・ちょっとあんた、なにもこのくらいで泣かなくても・・・
    え?そんな事でなくて?」
7  「これ・・・・;」
nany「あらーー;ビスケットが粉々!!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7の赤いキティーちゃん柄のエプロンのポケットにはビスケットの小袋(1枚入り)が入っていた。。。
頂き物で、仕事の合間のおやつに食べようとポケットに忍ばせておいたらしい。
ところがいよいよ食べようかとウキウキ気分でポケットに手を入れたところ・・・・

そこには頂いた時となにか違う感触があった・・・・
7はあわててポケットからビスケットを引きあげたが、、哀れにもビスケットはボロボロに割れてしまっていたのだ。。。。

考えてみれば7が立ち上がった時、ポケットの位置は丁度机の板のところにくる・・・・
つまり、何度か無意識に机にぶつけているうちにわれてしまったのだろう。。。
7が歌っていたのは上機嫌だったのでなく“やぶれかぶれ”になっていたのだ;
自分の不注意を棚に上げて・・・・・・・
ビスケットは不思議なポケットが増やしたのでなく、割れてしまって一枚が5枚にも6枚にもなってしまったのだ。。。
なんてこった・・・である。。。

それでもすっかりテンションが下がった7を慰めようとnanyは言った。。。
「割れたって落としたり腐ったりしたわけじゃないでしょ??ビスケットだって食べてあげなきゃ可愛そうじゃない??なんか高級そうだったし・・・・・」
その言葉を聞くと、7は袋を開けると1番大きいかけらを1つ食べるとあとは粉薬を飲むように“さら~”とお口に流し込んだ。。
少しむせた;

だがとても美味しかったようである♪♪
先日テレビで、罰ゲームに熱々のおでんを腕の上に落下させるというシーンを見た。。
食べ物をそんな風に扱うとは何てけしからんことだろう??
nanyはそんな人には絶対にばちが当たると思う☆
だからnany自身もばちの当たるようなことはしない様に気をつけなければ・・・・

そうだ☆彡気をつけていればいつか本当にエプロンのポケットが「不思議なポケット」に変わったりしないものかしら???

・・・こんなことを言っているようではまだまだである;・・・(笑)

     nany*57% 7*43%・・・・・

Tuesday, August 01, 2006

1ヶ月の区切に・・-7月編ー

7月の水鉄砲が“ぴゅん”とnanyを押し出した。。。
  
   気付くとnanyは8月の入り口に立っていた。。。

nany,“DHA”がちょっと足らない・・・
DHAを摂ると頭の回転が良くなるみたいだ・・・
だからDHA が足らないヒトは・・・・・・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・ ;

さて。。;DHAといえば、鰯などの青い魚の脂等に多く含まれ
「記憶学習能力の向上」「視力の向上」「血中コレステロールの低下」「抗炎症作用」
などの効果があるらしい。。。
今はサプリメントなんかでも気軽に摂れる様だ☆

nanyは早速日ごろ忙しく、頭や目を使うことの多い知人に薦めた☆
DHAの効果を得々と説明♪
「。。。だから nanyもDHA摂ろうかと思って♪♪」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そーか、nanyはDHA足らなそうだもんな!摂ったほうがいーな☆」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それ以来nanyが何か“阿呆”なことをやらかす度に
「DHA摂ってる~??」
と言うのが氏のお決まり(お気に入り?)の台詞となった。。。:

     ・・・・・・nany薮蛇の巻・・・・・・;

どっちにしろ、7月の食生活を振り返るとnanyとしたことが魚の摂取量が少なかった気がするのだ。
忙しい時にはサプリを摂るのも大切☆だけどまずはバランスの良い食生活♪
だから8月の目標は積極的に魚をとりつつバランスの良い食生活で夏に臨む☆
皆様も元気に夏を過ごせますように!!

ってなわけで、7月もお世話になり有難うごじゃいます♪
そして8月もこんなnanyを宜しくお願いいたします!!

        nany*57%   7*43% ・・・・・

        スーパー7ちゃん*“7”月が終わってがっかり・・・・・