Tuesday, August 22, 2006

紫色の空

空が紫だった・・・

夕焼けのようなグラデーションもなく
ただ満遍なく・・
ビルやマンションの壁も全て
紫一色だった。。。。。

会社帰り・・・
nanyはぼんやりと電車の中から
まるでスライドフィルムの様に
写し出されては無表情にチェンジしていく
窓の景色を見つめていた。。。。。

ほんの一瞬の事だった
気づけば空は既に
藍染の羽衣をまとい始めている

  そうなのだ
  夏はいつもこうやって
  nanyの中に美しい色の
  印象を残して
  少しずつその気配を消してゆくのだ

あの空の紫は
儚い蝉達の魂を集めた色・・・
あの空の儚さは
あの日、川の上の空に咲いた
花火の大輪の色の名残・・・

あの空の美しい紫は
nanyの夏の思い出の色・・・

  そうなのだ
  夏はいつもこうやって
  nanyの中に美しい思い出を残して
  少しずつ・・・・・
  少しずつその気配を消してゆくのだ。。。


    nany*52%   7*48%・・・・・・

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