空が紫だった・・・
夕焼けのようなグラデーションもなく
ただ満遍なく・・
ビルやマンションの壁も全て
紫一色だった。。。。。
会社帰り・・・
nanyはぼんやりと電車の中から
まるでスライドフィルムの様に
写し出されては無表情にチェンジしていく
窓の景色を見つめていた。。。。。
ほんの一瞬の事だった
気づけば空は既に
藍染の羽衣をまとい始めている
そうなのだ
夏はいつもこうやって
nanyの中に美しい色の
印象を残して
少しずつその気配を消してゆくのだ
あの空の紫は
儚い蝉達の魂を集めた色・・・
あの空の儚さは
あの日、川の上の空に咲いた
花火の大輪の色の名残・・・
あの空の美しい紫は
nanyの夏の思い出の色・・・
そうなのだ
夏はいつもこうやって
nanyの中に美しい思い出を残して
少しずつ・・・・・
少しずつその気配を消してゆくのだ。。。
nany*52% 7*48%・・・・・・
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