Thursday, March 30, 2006

桜の想い


桜はいろんな人々の一年間を
見守り続けてきたのです
泣いた笑ったの出来事を吸い込んでは
その枝に分配し
春が来るとたくさんのつぼみの中に
沢山の思い出をそっと
包み込んでゆくのです・・・・

   楽しかった思い出はより豊かに
   泣いてしまった出来事は少し美化して・・・
   つぼみ達はそうして思い出を調整しながら
   静かに時を待つのです

満開の桜がドラマチックで
潔くそして・・・・
時に少し哀しいのは
いろんな人々の
喜びや悲しみを
一気に吐き出して見せるからなのでしょう

    そしてまた時が来て
    その花びらを散らすとき
    私はまたひとつ背中を押されるのです
    
桜はその可憐な花びらの中に
沢山の想いを抱えて生きては散ってゆくのでしょう
私はそんなこの木を花を
愛してやまないのです・・・・・
   
     nany*38%  7*62%・・・・・

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