Wednesday, March 08, 2006

春一番


夢のシーンを再現するように
 騙し絵に心を奪われるように
突然心に沸き起こる純情のように
 デジャヴのような曖昧さと確実さをもって
私の目の前に春はやって来た

  季節が変わるごとにいくつかの
   忘れ物や落し物をしながらも
    この風の匂いの変わる瞬間に
     四つの季節の思い出の集結所が
      見える気がして
       私は毎年目をこらす

それでも春が訪れる度に
 それらの思い出は一度浄化され
私はぬりえをするように
 少し楽しみながら
そして少しためらいながら
 また四つの季節を塗っていくのでしょう・・・・

    nany*57%  7*43%・・・・・・

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