Wednesday, May 17, 2006

初めてのシャープペンシルー第3話ー


・・・まさかの第2の悲劇は起こったのである・・・・・・

シャープの芯を入れる軸の(おそらくアルミ製の)部分は父の怪力により悲しい音をたてながら無残にも折れてしまったのだ;
『あーーーーー!!!』
みんなで叫ぶ!
母は「パパはいつだってがさつで乱暴なんだからっ!!」と怒り・・・
姉は「どーすんのー?どーすんのー??・」と勝手にパニック☆
そしてnanyは気絶寸前☆☆☆・・・・・・・・

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おそらく・・・シャーペンは大した故障でもなかったのだろう。。。。
芯がどこかに詰まったとか、頻繁に使用するようになった今なら容易に対処出来た事かもしれない・・
だが当時の我々には当然不可能な話であった;
そして考えてみれば当時、そして今現在も父がシャーペンを手にしたところを見かけた記憶などないではないか???
・・・つまり・・・・・

父は1度も手にしたことのないシャープペンシルを、落胆する娘の為に何とか直そうと健闘してくれたのだ。。
今となってはその光景は少し滑稽でちょっと気の毒な気もするが。。。
その愛情をあの時少しでも感じてあげられたら、、と悔やんだりもするnanyである・・・・
しかし小学校四年の子供があの状況でそんな理解を示したら、それはそれで可愛くないしちょっと“不気味”だ・・・・・
だから良かったのだ☆nanyは相応の反応を素直に示した☆
父も判っていただろう・・・・・・

さて・・その後の話はといえば。。。。
母は怒り、姉はパニック、nanyは大泣き;、、、、、、
「阿修羅のごとくってどんな状態?」って問われたら・・・
「こんな状況です^^;」・・と“まんま映像を以って説明できるような状況がしばらく続いたわけで・・・

・・・・・・・そして・・・・・・・

次の日、nanyは今度は父から渡された千円札を握りしめてヨーカドーの文具売り場へ向かった。。。
そして壊れたシャーペンと同じ物を迷わず購入♪
そいつはその後、猫の絵がかすれて消えそうになるくらいまで、nanyによって大事に使われた。。。

<こぼれ話・・・>
そして壊れた方はといえば???
それはnanyの「大事なもの入れ」に仕舞われた・・・・・
「大事なもの入れ」は大切にしていたのに壊れてしまったものや道端に落ちていたもの(小さなマスコットなど)を拾ってきては母に怒られてしまった物など・・・
大っぴらには表に出しておけない;「ガラクタ」的なものをこっそりしまっておく箱である。。。
それもnanyの成長とともにどこかへ消えてしまったが・・・・・

nanyが今仕事で使っているシャープペンシルの色も「シルバー」・・・・
意図しているわけではないが、こいつが調子悪くなると、nanyは思い出すのだ。。。
そしていよいよこいつが機能しなくなってしまったら・・・
nanyはまた「大事なもの入れ」を作るのだろうか?・・・
大人になったnanyには悲しくも分からない。。。。。。

     nany*49%   7*51%・・・・・・

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