Thursday, April 27, 2006

対向車の風とnanyの青春


会社帰りの電車の中、nanyは一人ぼんやり窓の外を眺めていた・・・・・・

     バンッ☆・・・・・・・・・

風の衝撃が窓に当たり、対向車の窓がnanyの前を流れていった。。。。。。
nanyは自然と目を凝らしていた・・・・・・・。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遠い遠い昔の話・・・・
私達は団地の屋上から地上を見下ろしていました。。。。。
「対向車とすれ違う時、何人の人の顔が見えるのかなー・・・」
「さぁー・・・・・・・」

    セーラー服の紺色は私の青春の色でした
    私のおさげ髪も
    中二の頃からトレードマークになった
    ポニーテールも
    その紺に白い線の入った大きな襟の上で
    いつも嬉しそうに揺れていました・・・・・・・

ところがある時1度だけ、ショートカットにしてみたくなったのです☆
美容院でどう説明してよいか判らず・・・・・・・
母に切ってもらい「大失敗」☆(笑)
セーラー服も似合いません;友達も大爆笑!男の子には「ザンバラ」とゆーあだ名をつけられてしまいました;;
nanyは「いーの!」と笑い飛ばしましたが、一人になるとちょっぴり泣きました;

その頃男女仲良し4人組で交換日記をしていたnany・・・・
私達はよく学校の帰りに団地の芝生や屋上で暗くなるまでお喋りをしたものでした
nanyは髪のことを嘆きました;
するとそのうちの一人はnanyの話を聞いているのかいないのか・・
下に走る電車を見下ろしてnanyにこう言ったのです。。。
「対向車とすれ違う時、何人の人の顔が見えるのかなー」
nanyはブスくれて「さあー・・・・」
と答えました;すると彼はいいました。
「気にすんな、nanyはnanyなんだからそれでいーじゃん☆」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それ以来nanyは対向車とすれ違う度に、この時の親友との会話を思い出し、自然と窓に目を凝らしていまいます。。
同時に何故だか不思議な勇気が湧いてくるのです。。。。。
友達は素敵です♪
だってこの何でもない出来事がその後のnanyを変えてゆくことになったのですから。。。

そしてこれはnanyのすこし甘酸っぱい青春の思い出・・・・・・・

      nany*63%   7*37%

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