Friday, November 24, 2006

晩秋の少し焦げた空気・・・・

「明日ちょー寒いって・・」

そういえば休みの前日あ○ぴー師匠からそんなメールが届いていた。。。
nanyは朝刊を取りにマンションの廊下に出た。
冷たい空気が一瞬にしてnanyの頬からまだ仄かに残る布団の温もりを連れ去っていった。

nanyは深呼吸をした。晩秋とか冬の空気は少し焦げ臭い時がある。。。。
もしかして夏だってそんな時はあるかもしれない。
でもnanyはこの匂いを・・・
「どこかで枯れ木を燃やしたり、焚き火をしているのだ・・・・」
何となくそう思っていたいのである。。。。

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nanyは遠い昔を思い出していた。。。
nanyは団地の廊下に立っていた。。。
nanyはセーラー服にポニーテール。。。
昨日のnanyと同じようにあの少し焦げた空気の匂いを感じている・・・
昨日のnanyと同じようにどこかで焚き火をしているのだと空想している・・・

そうだ・・・
nanyは実際焚き火などしたことなどなかった。
けれど「焚き火」という言葉や光景はnanyにとって大切な秋冬の風物詩だった。
それを空想するだけで不思議な温もりを感じていた。。。

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記憶の中の匂いが・・・・
実は周りはそんな匂いなどしていないのに・・・
ふと鼻先に蘇ることってないだろうか・・・・・・?
もしかして。。。
昨日のあの焦げた空気の匂いは、
あの日のnanyの悪戯かもしれない。。。
「寂しい大人にならないでね・・・」
時々彼女はこんな手を使ってnanyに警告するのだ。。。

      nany*75%    7*25%・・・・・・

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